日帰り登山を始めるとき、意外と迷いやすいのがザック選びです。
必要な容量もわかりにくく、最初の一個にどれを選べばいいのか分かりにくいですよね。
実際、日帰り登山では水や行動食だけでなく、レインウェアや防寒着、救急用品なども入れるので、思ったより荷物が増えやすいです。
そのため、見た目だけで選んで「小さすぎた」となることは避けるべきです。
ただし、あまりに大きいものを買っても邪魔になったり、中身がすかすかで荷物が動いてバランスがとりにくくなったりと、容量の選択はとても重要で難しいテーマなのです。
この記事では、日帰り登山ザックの選び方を整理したうえで、最初の一個として選びやすいおすすめモデルを5つ紹介します。
日帰り登山用のザック選びで迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
登山の三種の神器は、登山靴・ザック・レインウェアです。
初めての登山におすすめの登山靴は、こちらの記事で紹介しています。
初めての登山におすすめのレインウェアは、こちらの記事で紹介しています。
日帰り登山にザックは必要?普通のリュックとの違い
登山ザックは背負いやすさが違う
日帰り登山では普段使いのリュックではなく、登山ザックを使うのがおすすめです。
いちばん大きな違いは、長時間背負ったときの背負いやすさにあります。
登山ザックは、肩や背中にかかる負担を分散しやすい作りになっています。
チェストベルトやウエストベルトが付いているモデルも多く、歩いているときにザックがぶれにくいのも特徴です。
街で使うリュックでも荷物は入りますが、登山道では上り下りや段差が多いため、ザックが体にフィットしているかどうかで快適さがかなり変わります。
そのため、歩きやすさの観点からも日帰り登山でも登山ザックを選ぶ価値は十分あります。
日帰り登山でも荷物は意外と多い
日帰り登山は泊まりではないので荷物が少なそうに見えますが、実際には意外と持ち物が増えます。
例えば、
- 水
- 行動食
- レインウェア
- 防寒着
- 救急用品
- モバイルバッテリー
- タオルやティッシュ類
このあたりを入れると、思ったより容量が必要になります。
さらに初心者のうちは、「持っていった方が安心なもの」が増えやすいです。
そのため、普段使いのリュックだと入りきらなかったり、無理に詰め込んで使いにくくなったりすることがあります。
普通のリュックでも行ける場面はあるが登山ザックの方が快適
もちろん、軽いハイキングや荷物がかなり少ない場合なら、普通のリュックで行ける場面もあります。
ただ、日帰り登山をこれから続ける可能性があるなら、最初から登山ザックを選んだ方が快適です。
登山ザックは、
- 背負いやすい
- 荷物を整理しやすい
- 長時間歩いても疲れにくい
というメリットがあります。
最初の一個として選ぶなら、普段使いもできるかどうかより、日帰り登山で使いやすいかを優先するのがおすすめです。
日帰り登山ザックの選び方
容量は20〜30Lが基本
日帰り登山ザックを選ぶときは、まず20〜30Lを目安に考えるのがおすすめです。
このくらいの容量があれば、水や行動食に加えて、レインウェアや防寒着なども入れやすくなります。
20L前後はコンパクトで軽快ですが、荷物はやや絞る必要があります。
25L前後は日帰り登山で使いやすい定番のサイズで、30L前後になると荷物に余裕を持たせやすくなります。
どれが合うかは荷物の量や季節によっても変わりますが、最初の一個を選ぶなら、まずは20〜30Lの範囲で考えると選びやすいです。
小さすぎるザックや、逆に大きすぎるザックを最初から選ぶより、日帰り登山で使いやすい容量帯から見ていくのがおすすめです。
重すぎないモデルを選ぶ
ザックは容量だけでなく、重さも大事です。
収納力があっても、本体が重すぎると背負ったときに疲れやすくなります。
特に日帰り登山では、必要以上に重くて頑丈すぎるモデルを選ぶ必要はありません。
最初の一個なら、収納力と背負いやすさのバランスが取れた、重すぎないモデルを選ぶのがおすすめです。
チェストベルト・ウエストベルトがあると使いやすい
日帰り登山ザックを選ぶなら、チェストベルトとウエストベルトがあるモデルの方が使いやすいです。
これらがあると、歩いているときにザックがぶれにくくなり、荷物の重さも分散しやすくなります。
街用リュックとの違いが出やすいのもこの部分です。
最初の一個として選ぶなら見た目だけでなく、こうした登山向けの機能があるかも確認しておくのがおすすめです。
日帰り登山ザックおすすめ5選
最初の一個として日帰り登山ザックを選ぶなら、20〜30Lの中から、容量・背負いやすさ・重さのバランスがいいモデルを選ぶのがおすすめです。
日帰り登山では荷物が少なそうに見えても、水や行動食、レインウェア、防寒着などを入れると意外とかさばります。一方で、容量に余裕があっても、ザック本体が重すぎると歩いていて疲れやすくなります。そのため、収納力だけでなく、重すぎないことや背負いやすさも大事です。
ここでは、20L・25L・30Lに分けて、最初の一個として選びやすい5モデルを紹介します。
20L前後でおすすめ
モンベル ディナリーパック 20|コンパクトにまとめたい人向け
モンベルは、登山用品では定番感のあるブランドで、初心者でも候補に入れやすいのが強みです。
ディナリーパック 20 は、20Lの中でも登山向けとして選びやすく、荷物をコンパクトにまとめたい人に向いています。
20Lは人を選ぶ容量ですが、夏の日帰り登山や荷物を絞れる人には十分使いやすいサイズです。
そのぶん大きすぎず、ザック自体も取り回しやすいのが魅力です。
- 容量:20L
- 向いている人:荷物を少なめにまとめたい人
- 重さの印象:比較的軽めで扱いやすい
- 使いやすさ:コンパクトで軽快
- 注意点:防寒着や荷物が増える季節はやや余裕が少ない
- 最初の一個向け:★★★☆☆
25L前後でおすすめ
ミレー ウェルキン 25|最初の一個として選びやすい定番モデル
ミレーは登山・アウトドアの定番ブランドで、ザックでも知名度があります。
ウェルキン 25 は、日帰り登山用として使いやすい容量で、登山ブランドらしい安心感があるモデルです。
25Lは日帰り登山の中でも特にバランスがよく、荷物が少なすぎず多すぎずで使いやすいです。
重さも必要以上に重たい印象ではなく、最初の一個として選びやすい容量帯に合ったモデルです。
- 容量:25L
- 向いている人:最初の一個を定番ブランドから選びたい人
- 重さの印象:重すぎず使いやすい
- 使いやすさ:日帰り登山の中心容量でバランスがいい
- 注意点:20Lほどのコンパクトさはない
- 最初の一個向け:★★★★★
deuter フューチュラ 25 SL|背負い心地と快適性を重視したい人向け
ドイターはザックの背負い心地で評価されやすいブランドです。
フューチュラ 25 SL も、日帰り登山での快適さを重視したい人に向いています。
25Lの中でも、容量だけでなく「長く背負って疲れにくいか」を気にする人には候補に入れやすいモデルです。
重さだけでなく、背面の作りやフィット感も含めて快適性を重視したい人に合います。
- 容量:25L
- 向いている人:背負い心地や快適性を重視したい人
- 重さの印象:極端に軽くはないが背負いやすさでカバーしやすい
- 使いやすさ:日帰り登山で使いやすい定番容量
- 注意点:見た目より機能性重視で選ぶモデル
- 最初の一個向け:★★★★☆
30L前後でおすすめ
Mammut Lithium 30|荷物に余裕を持ちたい人向け
マムートは、登山用品では人気ブランドのひとつで、ザックも選択肢に入りやすいです。
Lithium 30 は、日帰り登山でも荷物に余裕を持ちたい人に向いています。
30Lは大きすぎると思われがちですが、実際にはレインウェアや防寒着、食べ物、水などをしっかり入れやすく、初心者にも使いやすい場面があります。
本体の重さも重装備向けの大型ザックほどではなく、30Lの中では取り入れやすいモデルです。
- 容量:30L
- 向いている人:荷物に余裕を持ちたい人
- 重さの印象:30Lとしては扱いやすい
- 使いやすさ:収納力があり、汎用性が高い
- 注意点:人によってはやや大きく感じることもある
- 最初の一個向け:★★★★☆
SALOMON TRAILBLAZER 30|軽快さや見た目も重視したい人向け
サロモンは、スポーティで軽快な印象のブランドです。
TRAILBLAZER 30 も、30Lの中では重たすぎる印象が出にくく、見た目も含めて選びやすいモデルです。
30Lで余裕はほしいけれど、いかにも大きな登山ザックという雰囲気は避けたい人に向いています。
荷物に余裕を持ちながらも、できるだけ軽快に使いたい人に合う一個です。
- 容量:30L
- 向いている人:軽快さや見た目も重視したい人
- 重さの印象:30Lの中では比較的軽快
- 使いやすさ:30Lでも取り入れやすい
- 注意点:本格的な大型ザックを求める人向けではない
- 最初の一個向け:★★★★☆
5つを比較するとどう選べばいい?
ざっくり分けると、次のように考えると選びやすいです。
- コンパクト重視:モンベル ディナリーパック 20
- 最初の一個の本命:ミレー ウェルキン 25
- 背負い心地重視:deuter フューチュラ 25 SL
- 荷物に余裕を持ちたい:Mammut Lithium 30
- 軽快さや見た目も重視:SALOMON TRAILBLAZER 30
容量だけでなく、ザック本体が重すぎないか、長く背負って疲れにくそうか もあわせて見ると選びやすくなります。
初心者がザック選びで失敗しやすいポイント
普通のリュックで済ませようとする
最初は出費を抑えたくて、普段使いのリュックで代用したくなることもあります。
軽いハイキングなら使える場面もありますが、日帰り登山を続けるならやはり登山ザックの方が快適です。
普通のリュックはチェストベルトやウエストベルトがなかったり荷物がぶれやすかったりして、長く歩くと使いにくさが出やすいです。最初の一個として選ぶなら、普段使いしやすさよりも、日帰り登山で使いやすいかを優先した方が満足しやすいです。
見た目だけで選ぶ
ザックは見た目の好みも大事ですが、日帰り登山用として選ぶならデザインだけで決めない方がいいです。
見た目が気に入っても容量が合わなかったり、背負ったときに使いにくかったりすると、実際の登山では不満が出やすくなります。特に日帰り登山では、荷物の出し入れのしやすさや、背中の蒸れにくさザックのぶれにくさなども快適さに影響します。
見た目だけでなく、容量・背負いやすさ・重さ まで含めて選ぶのがおすすめです。
小さすぎる容量を選ぶ
日帰り登山だからといって、ザックを小さすぎるものにすると使いにくくなりやすいです。
水や行動食だけなら入っても、レインウェアや防寒着を入れると意外と余裕がなくなることがあります。
特に初心者は、慣れないうちは「持っていった方が安心なもの」が増えやすいです。そのため、見た目がすっきりしているからという理由だけで容量を小さくしすぎると、あとで窮屈に感じやすくなります。
20L前後は荷物を少なくまとめられる人には合いますが、最初の一個としてはやや人を選ぶ容量です。
容量に迷う場合は、まず20〜30Lの範囲で考えるのがおすすめです。
大きすぎたり重すぎたりするモデルを選ぶ
日帰り登山用のザックは、小さすぎても使いにくいですが、逆に大きすぎる容量や重すぎるモデルを選ぶのも考えものです。
容量が大きくなると荷物に余裕は出ますが、そのぶんザック自体が重くなったり、荷物が少ない日は持て余したりしやすくなります。特に慣れないうちは、荷物そのものに加えてザック本体の重さでも疲れやすくなります。
30L前後は日帰り登山でも十分使える容量ですが、誰にとっても最適とは限りません。
大事なのはただ大きいものを選ぶことではなく、自分の荷物量に合った容量と今後どのような登山をしたいかを考慮して、オーバースペック過ぎないモデルを選ぶことです。
最初の一個に迷ったらどう選ぶ?
ここまで読んでも、「結局どの容量を選べばいいのか分からない」と感じる人は多いはずです。
最初の一個に迷ったら、まずは25L前後を基準に考えるのがおすすめです。
迷ったら「25L」、余裕を持ちたいなら「30L」で考える
最初の一個で迷ったら、まずは25L前後を基準に考えるのがおすすめです。
そこから、
- 荷物を少なくまとめたいなら 20L
- 荷物に余裕を持ちたいなら 30L
という考え方で選ぶと、自分に合う容量を決めやすくなります。
日帰り登山用のザック選びでは、正解が一つに決まっているわけではありません。
ただ、最初の一個としては、自分の荷物量に合う容量を無理なく選ぶことがいちばん大切です。
筆者のおすすめ:ミレー ウェルキン 25
ミレーは登山・アウトドアの定番ブランドで、ザックでも知名度があり、所有欲も満たしてくれます。
容量も日帰り登山にもってこいの25Lで、これから登山を楽しむためにも最適なザックと言えます。
カラーも複数ありますので、迷って決められない方にはこちらのザックをお勧めします。
まとめ|日帰り登山ザックは20〜30Lが基本、迷ったら25Lを選べばOK
日帰り登山ザックを選ぶときは、まず20〜30Lを目安に考えるのがおすすめです。
このくらいの容量があれば、水や行動食に加えてレインウェアや防寒着なども入れやすくなります。
その中でも、最初の一個として選びやすいのは25L前後です。
20Lはコンパクトで軽快ですが荷物を絞る必要があり、30Lは余裕がある一方で人によっては少し大きく感じることがあります。その点、25Lは容量と使いやすさのバランスがよく、日帰り登山用として選びやすいサイズです。
今回紹介した5モデルは、それぞれ容量や特徴が違います。
- コンパクトに使いたいなら モンベル ディナリーパック 20
- 最初の一個の本命なら ミレー ウェルキン 25
- 背負い心地を重視するなら deuter フューチュラ 25 SL
- 荷物に余裕を持ちたいなら Mammut Lithium 30
- 軽快さや見た目も重視するなら SALOMON TRAILBLAZER 30
まずは自分の荷物量や登山スタイルに合う容量を選んで、その中から使いやすいモデルを選ぶことが大切です。
登山の三種の神器は、登山靴・ザック・レインウェアです。
初めての登山におすすめの登山靴は、こちらの記事で紹介しています。
初めての登山におすすめのレインウェアは、こちらの記事で紹介しています。