登山を始めたいと思っても、最初に迷いやすいのが登山靴です。
スニーカーでも行けるのか、どんな靴を選べばいいのか、初心者だと判断が難しいですよね。
私自身、登山を始めたころは「高い靴をいきなり買うべきか」「日帰り登山ならどこまで必要か」でかなり迷いました。
実際には、初心者向けの登山靴にも選び方のポイントがあり、最初の一足として使いやすいモデルはある程度絞れます。
<この記事の内容>
・初心者向け登山靴の選び方を整理
・最初の一足としておすすめしやすい5モデルを紹介
<こんな人に読んでほしい>
「最初の一足で失敗したくない」
「自分に合う登山靴を知りたい」
登山の三種の神器は、登山靴・ザック・レインウェアです。
日帰り登山におすすめのザックは、こちらの記事で紹介しています。
登山初めての方におすすめのレインウェアは、こちらの記事で紹介しています。
登山初心者に登山靴は必要?スニーカーではだめ?
登山靴があると歩きやすさと安全性が違う
登山靴の大きな役割は、歩きやすさと安全性を高めることです。
登山道は街の道と違って、土や小石、木の根、段差など足元の状態がかなり変わります。
スニーカーでも歩ける場面はありますが、下りやぬかるんだ道では滑りやすく、足元が不安定になりやすいです。
その点、登山靴はグリップ力のあるソールや安定しやすい作りになっているため、滑りにくく、足を運びやすくなります。
また、ミドルカットの登山靴なら足首まわりも軽く支えてくれるので、歩きやすさだけでなく安心感にもつながります。
低山や整備された道でも登山靴が役立つ理由
「高尾山のような低山ならスニーカーでも大丈夫では?」と思う人も多いと思います。
たしかに、整備された道だけならスニーカーで歩いている人を見かけることもあります。
ただ、低山でも雨のあとでぬかるんでいたり、木の根が多かったり、下りで滑りやすかったりすることは普通にあります。
登山靴はそうした場面で力を発揮しやすく、低山や日帰り登山でも十分役立つ装備です。
特に初心者は、まだ登山道の歩き方や足の置き方に慣れていないことが多いです。
だからこそ、慣れている人以上に、最初から登山靴を使うべきです。
最初から高額モデルを選ばなくても大丈夫
登山靴が必要といっても、最初から高額な本格モデルを買う必要はありません。
初心者なら、まずは日帰り登山や低山で使いやすいモデルを選べば十分です。
登山靴は、高ければいいというものではなく、初心者向けでもしっかり使える定番モデルがあります。
価格を抑えめでも防水性があり、歩きやすく最初の一足として選びやすいモデルはあります。
大事なのは、無理に高額モデルを選ぶことではなく、自分の登山スタイルに合った、ちゃんとした登山靴を選ぶことです。
最初の一足は上級者向けの重いモデルよりも、初心者向けの定番モデルから選ぶ方が失敗しにくいです。
初心者向け登山靴の選び方
まずはローカットかミドルカットを選ぶ
登山靴は大きく分けると、ローカット・ミドルカット・ハイカット があります。
初心者が最初の一足を選ぶなら、まずは ローカットかミドルカット から選ぶのがおすすめです。
ローカットは軽くて歩きやすく、スニーカーに近い感覚で使いやすいのが特徴です。
日帰り登山や整備された低山なら十分使いやすく、軽さを重視したい人に向いています。
ミドルカットは、ローカットより足首まわりを軽く支えてくれるため、安定感があります。
歩きやすさと支えのバランスがよく、初心者にも選びやすい形です。
一方で、ハイカットは足首の保護力が高いぶん、靴が重くなりやすく、日帰り登山中心の初心者にはオーバースペックになりやすいです。
最初の一足としては、ハイカットよりも ローカットかミドルカット を選ぶのがおすすめです。
防水性があるモデルを選ぶ
初心者の最初の一足なら、防水性があるモデル を選ぶのがおすすめです。
登山では雨の日でなくても、朝露やぬかるみ、濡れた岩などで靴が濡れることがあります。
靴の中が濡れると不快なだけでなく、歩きにくさや疲れにもつながりやすいです。
そのため、GORE-TEX などの防水仕様があるモデルを選んでおくと安心です。
特に「天気の良い日しか行かないつもり」という人でも、最初の一足は防水性がある靴がおすすめです。
重すぎない登山靴を選ぶ
初心者は、重い登山靴を選ぶと歩きにくさを感じやすいです。
重い靴は安定感がある一方で、慣れていないと足が疲れやすくなります。
そのため、最初の一足では 重すぎないこと も大事なポイントです。
特に日帰り登山や低山が中心なら、必要以上に重い本格モデルを選ぶ必要はありません。
「軽ければ軽いほどいい」というわけではありませんが、歩きやすさとのバランスを見て選ぶのが大切です。
足幅に合うモデルを選ぶ
登山靴は、ブランドによって足幅やフィット感がかなり違います。
そのため、初心者ほど 自分の足幅に合うか を意識した方が失敗しにくいです。
たとえば、幅広で履きやすいモデルもあれば、細めでフィット感が強いモデルもあります。
同じサイズ表記でも、履いた感覚がかなり違うことは普通にあります。
迷ったら日本人向けで幅広と言われるモデルや、初心者向けの定番モデルから選ぶと安心です。
用途に合った登山靴を選ぶ
最初の一足を選ぶときは、自分がどんな登山をしたいか を基準に考えることも大切です。
登山靴はすべて同じではなく、日帰り登山や低山に向いた軽めのモデルもあれば、長時間歩く縦走や重い荷物を背負う登山向けのしっかりしたモデルもあります。
たとえば、日帰り登山向きの靴は、比較的軽くて歩きやすいモデルが多いです。
一方で、縦走や本格的な登山向きの靴は、ソールが硬めで安定感が高いぶん、重さも出やすくなります。
初心者の場合、最初から重い本格モデルを選ぶと、かえって歩きにくさを感じることもあります。
今の登山スタイルが日帰り登山や低山中心なら、まずは軽さと歩きやすさのバランスがいいモデルを選ぶ方が使いやすいです。
これから山小屋泊や縦走に広げたくなったら、そのときに次の一足を考えれば十分です。
最初の一足は、今の用途に合ったモデルを選ぶことをお勧めします。
初心者向け登山靴おすすめ5選
キャラバン C1-02S|最初の一足として定番の安心モデル
キャラバンは、日本の登山用品では昔から定番として名前が挙がるブランドです。
その中でも C1-02S は、初心者向け登山靴を探すときにまず候補に入りやすい代表モデルで、「最初の一足として選ばれやすい」安心感があります。
海外ブランドよりも日本人向けの印象が強く、登山を始めたばかりの人でも手を出しやすいのが魅力です。
迷ったときに選びやすい、王道の一足です。
- カット:ミドルカット
- 防水性:あり
- 重量感:標準
- 足幅:やや幅広め
- 初心者向け:★★★★★
メンズ用はこちら
レディース用はこちら
Salomon X ULTRA 360 MID GORE-TEX|軽さと歩きやすさを重視したい人向け
サロモンは、トレイルランやハイキング系でも知名度が高いブランドで、機能性とスタイリッシュさの両方を重視したい人に人気があります。
X ULTRA 360 MID GORE-TEX も、登山靴らしい性能を持ちながら、見た目が重たくなりすぎないのが魅力です。
「いかにも登山靴」という無骨な雰囲気が苦手な人でも選びやすく、軽快に歩きたい人と相性がいいモデルです。
スポーティな雰囲気の一足を探している人に向いています。
- カット:ミドルカット
- 防水性:あり
- 重量感:軽め
- 足幅:標準寄り
- 初心者向け:★★★★☆
メンズ用はこちら
レディース用はこちら
KEEN TARGHEE II MID WP|幅広で快適性を重視したい人向け
KEENは、アウトドアブランドの中でも履き心地のよさやカジュアルさで人気があるブランドです。
TARGHEE II MID WP も長く選ばれてきた定番モデルで、初心者でも手を出しやすいのが魅力です。
登山靴の窮屈さが苦手な人や、できるだけ快適に履ける一足を選びたい人に向いています。
価格も比較的見やすく、最初の一足として候補に入れやすいモデルです。
- カット:ミドルカット
- 防水性:あり
- 重量感:標準
- 足幅:幅広め
- 初心者向け:★★★★☆
メンズ用はこちら
レディース用はこちら
THE NORTH FACE クレストン ハイク ミッド WP|ブランドの安心感で選びたい人向け
ノースフェイスは知名度が高く、登山をあまり知らない人でも名前を知っていることが多いブランドです。
そのため、「まずは有名ブランドから選びたい」という初心者にとって、手に取りやすいのがクレストン ハイク ミッド WP の強みです。
登山専業ブランドほど尖りすぎず、見た目も含めて入りやすいので、初めての登山靴として検討しやすいモデルです。
ブランドの信頼感を重視したい人に向いています。
- カット:ミドルカット
- 防水性:あり
- 重量感:軽め〜標準
- 足幅:標準寄り
- 初心者向け:★★★★☆
メンズ用はこちら
レディース用はこちら
MERRELL MOAB 3 SYNTHETIC MID GORE-TEX|バランスのいい定番モデルを選びたい人向け
MERRELLはハイキングシューズの定番ブランドとして知名度が高く、MOABシリーズはその中でも代表的な存在です。
派手さはありませんが長く選ばれてきた実績があり、「定番らしい定番を選びたい」という人に向いています。
極端に個性が強いわけではないので、何を重視すべきかまだはっきりしていない初心者でも候補に入れやすいです。
はじめての登山靴で大きく外したくない人に合うモデルです。
- カット:ミドルカット
- 防水性:あり
- 重量感:標準
- 足幅:標準〜ややゆったり
- 初心者向け:★★★★☆
メンズ用はこちら
レディース用はこちら
初心者が登山靴選びで失敗しやすいポイント
見た目だけで選ぶ
登山靴は普段履きの靴と違って、見た目よりも歩きやすさや安全性が大事です。
デザインが好みでも重すぎたり、足に合わなかったりすると、実際の登山ではかなり歩きにくくなります。
特に初心者は、登山中の疲れやすさや滑りやすさをまだ実感しにくいので、見た目だけで選ぶと失敗しやすいです。最初の一足はデザインよりも用途に合っているか、足に合っているかを優先するのがおすすめです。
サイズがぴったりすぎる
登山靴選びでよくある失敗が、普段靴と同じ感覚でぴったりサイズを選んでしまうことです。
登山では下りで足が前にずれやすく、つま先が当たるとかなり不快になります。
また、登山用の靴下は普段より厚めになることも多いので、余裕がなさすぎると窮屈に感じやすいです。最初の一足は試着できるなら実際に履いて確認し、少し余裕があるかを見て選ぶのがおすすめです。
いきなり重い本格モデルを選ぶ
「どうせ買うなら本格的なものがいい」と考えて、最初から重いハイカットモデルを選ぶのも失敗しやすいポイントです。
本格モデルは安定感が高い反面、日帰り登山や低山中心の初心者にはオーバースペックになりやすいです。
重い靴は安心感がありますが慣れていないと足が疲れやすく、歩きにくさを感じることもあります。
最初の一足は、日帰り登山や低山で使いやすいモデル から選ぶ方が失敗しにくいです。
安さだけで選んで後悔する
できるだけ出費を抑えたい気持ちは自然ですが、安さだけで選ぶのも失敗しやすいです。
防水性がなかったり、グリップ力が弱かったりすると、登山道では使いにくさが出やすくなります。
ただし、高ければいいというわけでもありません。
大事なのは、価格だけで判断するのではなく、初心者向けとして必要な機能があるか を見ることです。
最初の一足なら、極端に安いものよりも、初心者向けの定番モデルから選ぶ方が結果的に満足しやすいです。
初心者の最初の一足に迷ったらどう選ぶ?
ここまで読んでも、「結局どれを選べばいいのか分からない」と感じる人は多いはずです。
初心者の最初の一足で迷ったら、まずは キャラバン C1-02S と サロモン X ULTRA 360 MID GORE-TEX の2足を基準に考えるのがおすすめです。
定番重視ならキャラバン、軽さや見た目重視ならサロモン
「最初の一足で大きく失敗したくない」「初心者向けの定番から選びたい」という人には、キャラバン C1-02S がおすすめです。
初心者向け登山靴として定番で、日本人の足にも合わせやすく、幅広めで履きやすいのが強みです。
一方で、「できるだけ軽い靴がいい」「見た目が重たすぎない方がいい」という人には、サロモン X ULTRA 360 MID GORE-TEX がおすすめです。
登山靴らしい機能はありつつ、軽快さがあり、スポーティな雰囲気で選びやすいのが魅力です。
- 定番重視ならキャラバン
- 軽さや見た目重視ならサロモン
この考え方で選べば大きく外しにくいです。
それでも迷ったらキャラバン C1-02Sを選べばOK
それでも2足で迷ったら、最初の一足としては キャラバン C1-02S を選べばOKです。
定番モデルとしての安心感があり、幅広めで初心者でも選びやすいからです。
かくいう私もキャラバンC1-02Sで登山デビューし、2年以上使い続けています。
メンズ用はこちら
レディース用はこちら
まとめ|初心者の最初の一足は「歩きやすさ」と「安全性」で選べばOK
初心者向けの登山靴を選ぶときは、見た目や価格だけで決めるのではなく、歩きやすさと安全性 を基準に選ぶことが大切です。
最初の一足なら、
- ローカットかミドルカット
- 防水性あり
- 重すぎない
- 自分の足幅に合う
このあたりを押さえておくと、選びやすくなります。
今回紹介した5足は、どれも初心者が候補に入れやすいモデルですが、迷ったらまずは キャラバン C1-02S か サロモン X ULTRA 360 MID GORE-TEX から考えるのがおすすめです。
- 定番重視ならキャラバン
- 軽さや見た目重視ならサロモン
この基準で考えると、自分に合う一足を決めやすくなります。
登山靴には、「完璧な一足」というものはありません。
まずは、今の自分の登山スタイルに合う一足を選んで、実際に歩きながら少しずつ経験を積んでいきましょう。
登山の三種の神器は、登山靴・ザック・レインウェアです。
日帰り登山におすすめのザックは、こちらの記事で紹介しています。
登山初めての方におすすめのレインウェアは、こちらの記事で紹介しています。
