登山脱初心者ステップ4 サムネイル

登山 脱初心者ステップ4|初めての富士登山

登山 脱初心者ロードマップのStep4では、初めての富士登山に挑戦します。

Step1では初めての登山を経験し、Step2では岩場・鎖場・急登・長距離など、日帰り登山の経験を増やしてきました。Step3では、乗鞍岳を例に、初めての高山にも挑戦しました。

登山脱初心者ステップ4

Step4では、いよいよ富士山に登ります。

富士山に登ったから脱初心者、というわけではありません。

ただ、登山を趣味にしていると「富士山は登った?」と聞かれることは多く、登山を趣味として語るうえで一度は登っておきたい山であることは事実です。

一方で、富士山は有名な山だからといって、気軽に登れる山ではありません。

標高は高く、高山病や寒さ、混雑、山小屋予約、通行予約、登山規制など、事前に確認しておきたいことが多くあります。

このページでは、初めての富士登山に向けて、富士山の基本情報、おすすめの登山ルート、必要な装備、日帰り登山の考え方、予約とスケジュールを整理します。

きちんと準備したうえで、初めての富士登山に挑戦しましょう。

このページでわかること

  • 登山 脱初心者Step4の目的
  • 初めての富士登山で知っておきたい基本情報
  • 初めての富士登山でおすすめのルート
  • 富士登山に必要な装備
  • 日帰り富士登山と弾丸登山の考え方
  • 山小屋予約や通行予約で確認したいこと

登山 脱初心者のロードマップの全体像は以下の記事で解説しています。

登山 脱初心者Step4の目的

Step4の目的は、初めての富士登山に挑戦することです。

富士山に登ったから脱初心者、というわけではありません。

登山で本当に大切なのは有名な山に登ることよりも、自分の体力に合った山を選び、必要な準備をして安全に登って帰ってくることです。

ただ、登山を趣味にしていると、「富士山は登った?」と聞かれることは少なくありません。

富士山は日本で一番高く、多くの人にとって登山の象徴のような山です。

そのため、登山を趣味として語るうえで一度は登っておくべき山であると考えています。

一方で、富士山は気軽に登れる山ではありません。

標高が高く、高山病や寒さ、混雑、山小屋予約、通行予約など、初めての登山とは違う準備が必要になります。

Step1〜Step3で身につけてきた、山選び、装備の準備、ペース配分、高山への対応を活かしながら、無理のない計画で富士登山に挑戦することが、このステップのゴールです。

初めての富士登山で知っておきたい基本情報

初めて富士登山に挑戦する前に、まずは富士山の基本情報を押さえておきましょう。

富士山は有名な山なので、なんとなく「登れる山」というイメージを持っている人も多いと思います。

ただし、標高は3,776mあり、その高さ故の注意点があります。

登れる時期も限られており、開山期間外は山小屋・トイレ・救護所などの利用状況も大きく変わります。

この章では、初めての富士登山で最低限知っておきたい基本情報を整理します。

富士山の画像

富士山はどのような山か

富士山は、山梨県と静岡県にまたがる標高3,776mの山です。

日本で最も高い山であり、登山をしない人にも広く知られている存在です。

そのため、登山を趣味として話すときに「富士山は登った?」と聞かれることも少なくありません。

一方で、富士山は有名だからといって、気軽に登れる山ではありません。

五合目まで車やバスで上がれるルートがあるため、登山口の標高は高くなりますが、山頂まで登るには長い登りが続きます。

最も気を付けたいのは高山病です。

また、山頂付近は風が強く、夏でも寒さを感じることがあります。

初めての富士登山では、「日本一有名な山」ではなく、「標高3,776mの高山に挑戦する」という意識で準備することが大切です。

富士山の登山シーズン

富士山に登れる時期は限られています。

富士登山オフィシャルサイトでは、富士山の登山は夏の開山期間のみ可能で、開山期間は7月上旬〜9月上旬と案内されています。正式な日程はシーズン前に発表されるため、実際に計画するときは必ず最新情報を確認しましょう。

富士山には、吉田ルート富士宮ルート須走ルート御殿場ルートの4つの主な登山道があります。

ルートによって開山期間や施設の供用期間が異なる場合があるため、「富士山が開山しているか」だけでなく、自分が使う登山ルートの情報を確認することが大切です。

特に、山小屋、トイレ、救護所、登山バス、入山手続きなどは、その年によって運用が変わることがあります。

初めての富士登山では、過去の体験談だけを頼りにせず、富士登山オフィシャルサイトや各ルートの公式情報を確認してから計画しましょう。

開山期間外の富士登山で知っておきたい公式ルール

この記事で想定しているのは、夏山シーズンの富士登山です。

富士登山オフィシャルサイトでは、開山期間外の富士山について「万全な準備をしない登山者の夏山期間以外の登山『禁止』」と案内しています。

さらに、夏山期間以外は登山計画書の作成・提出が必要で、山中のトイレが使用できない期間は携帯トイレを持参して排泄物を持ち帰ることも求められています。

冬季閉山中の富士山は、積雪や氷結、強い風などの厳しい環境となるため、安全に登ることはかなり困難です。

つまり、初めての富士登山で、開山期間外の富士山を選ぶべきではありません。

このロードマップで想定しているのは、これから富士登山に挑戦したい登山初心者です。

そのため、富士山に登るなら必ず開山期間内に計画し、利用するルートの開山日、山小屋の営業状況、入山手続き、天気、交通手段を確認してから登るようにしましょう。

富士山(冬)の画像

初めての富士登山でおすすめのルート

富士山には、主に4つの登山ルートがあります。

山梨県側の吉田ルート、静岡県側の富士宮ルート須走ルート御殿場ルートです。

どのルートからでも富士山頂を目指せますが、登山口の標高、歩く距離、山小屋の数、混雑しやすさ、下山道の分かりやすさなどが異なります。

初めて富士登山に挑戦するなら、まずは吉田ルートがおすすめです。

ここでは、初めての富士登山で吉田ルートをおすすめする理由と、他の3ルートとの違いを整理します。

初めての富士登山では吉田ルートがおすすめ

初めての富士登山では、吉田ルートがおすすめです。

吉田ルートは、山梨県側の富士スバルライン五合目から登り始めるルートです。

登山口の標高は約2,305mで、山頂までの登りは約6.8km、標準的な登りの時間は約5時間です。

下りは約4.3kmで、標準的な下山時間は約3時間です。

吉田ルートをおすすめしやすい理由は、富士登山の中でも利用者が多く、山小屋も多いルートだからです。

山小屋が多いと、休憩や宿泊の選択肢を作りやすくなります。

初めての富士登山では、山小屋泊を前提にして、1日目に五合目から七合目・八合目あたりまで登り、2日目に山頂を目指す計画が立てやすいです。

また、吉田ルートは登山道と下山道が分かれています。

登りと下りで同じ道をすれ違う場面が少ないため、混雑時でも比較的歩きやすい面があります。

ただし、吉田ルートは人気が高い分、混雑しやすいルートでもあります

特に山頂で御来光を目指す時間帯は、八合目から山頂付近で登山者が集中しやすくなります。

山小屋の予約も早めに埋まる可能性があるため、初めての富士登山では、ルート選びだけでなく予約や混雑も含めて計画することが大切です。

もう一つ注意したいのは、下山時の道間違いです。

吉田ルートは須走ルートと途中で合流・分岐する区間があるため、下山時に誤って須走口方面へ下りないように注意が必要です。

富士山ではルートごとに標識の色が決まっているので、自分が使うルートの色を覚えておき、分岐では必ず標識を確認しましょう。

富士宮ルート・須走ルート・御殿場ルートとの違い

吉田ルート以外にも、富士山には富士宮ルート、須走ルート、御殿場ルートがあります。

それぞれに魅力がありますが、登山口の標高、歩く距離、山小屋の数、道の特徴が異なります。

初めての富士登山では、各ルートの違いを知ったうえで、自分の体力やアクセスに合うルートを選ぶことが大切です。

富士宮ルート|距離は短いが岩場が多いルート

富士宮ルートは、静岡県側の富士宮口五合目から登るルートです。

登山口の標高は約2,400mで、4つのルートの中でも高い位置から登り始められます。

山頂までの距離は比較的短く、登りは約4.3km、標準的な登りの時間は約5時間です。

距離だけを見ると楽に感じるかもしれませんが、富士宮ルートは岩場が多いのが特徴です。

また、登りと下りで同じ道を使うため、混雑時はすれ違いにも注意が必要です。

静岡方面からアクセスしやすい人には候補になりますが、初めての場合は、岩場の歩き方や混雑時のすれ違いも考えて計画しましょう。

須走ルート|樹林帯も歩けるが行動時間は長め

須走ルートは、静岡県側の須走口五合目から登るルートです。

登山口の標高は約2,000mで、登りは約6.9km、標準的な登りの時間は約7時間です。

須走ルートの特徴は、序盤に樹林帯を歩く区間があること行動時間が長めであることです。

富士山らしい火山砂利の道だけでなく、緑のある登山道も経験できます。

本八合目付近で吉田ルートと合流します。そこから上は混雑しやすくなるため、山頂を目指す時間帯には注意が必要です。

行動時間も長めなので、初めての富士登山で選ぶ場合は、体力とスケジュールに余裕を持ちましょう。

御殿場ルート|距離が長く経験者向けのルート

御殿場ルートは、静岡県側の御殿場口新五合目から登るルートです。

登山口の標高は約1,440mで、4つのルートの中では最も低い位置から登り始めます。

その分、山頂までの標高差が大きく、登りは約10.5km、標準的な登りの時間は約9時間です。

御殿場ルートは距離が長く、山小屋も少ないため、体力に自信がある経験者向けのルートです。

下山時の大砂走りなど魅力もありますが、初めての富士登山で選ぶには負荷が大きいと考えた方がよいです。

最初の富士登山では、無理に御殿場ルートを選ばず、吉田ルートや富士宮ルートなど、計画を立てやすいルートを優先するのがおすすめです。

初めての富士登山では吉田ルートがおすすめ

4つのルートにはそれぞれ特徴があります。

富士宮ルートは距離が短い一方で岩場が多く、須走ルートは樹林帯の魅力があるものの行動時間は長めです。

御殿場ルートは距離と標高差が大きく、初めての富士登山ではかなり負荷が高いルートです。

そのため、初めての富士登山では、山小屋が多く、計画を立てやすい吉田ルートがおすすめです。

どのルートを選ぶ場合でも、最新の開山情報、通行規制、山小屋の営業状況、登山バスの運行状況を確認してから計画しましょう。

富士登山に必要な装備

富士登山では、通常の日帰り登山よりも装備をしっかり準備しておく必要があります。

富士山は標高3,776mの高山です。

五合目から登り始める場合でも、すでに標高が高く、低山とは気温や風、日差しの強さが大きく変わります。

ここでは、富士登山で特に意識しておきたい装備を整理します。

まずは持ち物一覧を見直す

まずは、日帰り登山や山小屋泊に必要な持ち物を一通り確認しましょう。

飲み物、行動食、防寒着、レインウェア、地図、モバイルバッテリー、救急セットなど、基本的な装備は富士登山でも必要です。

富士山は山小屋が多いルートもありますが、「途中で買えばいい」と考えない方が安心です。

特に水分や行動食、防寒着、雨具は、自分でしっかり準備しておきましょう。

詳しい持ち物は、持ち物一覧の記事でまとめています。

また、富士登山では高山病にも注意が必要です。

高山病対策は、特定の装備を持てば解決するものではありません。

余裕のある計画を立てること、五合目で少し体を慣らしてから登り始めること、ゆっくり歩くこと、こまめに休憩と水分補給をすることが大切です。

酸素缶などを持つ人もいますが、あくまで補助的なものとして考えましょう。

頭痛や吐き気、強いだるさなどを感じた場合は、無理に登り続けない判断が必要です。

日焼け対策と防寒対策は必須

富士登山では、日焼け対策防寒対策を必ず意識しておきましょう。

標高が高い場所では、低山よりも日差しや紫外線の影響を受けやすくなります。

晴れている日はもちろん、曇っている日でも日焼けすることがあります。

日焼け止め、帽子、サングラス、長袖のウェアなどを用意しておくと安心です。

一方で、富士山は夏でも寒さを感じる山です。

特に山頂付近や御来光を待つ時間帯は、かなり冷え込むことがあります。

登っているときは暑くても、休憩中や夜間、早朝には一気に寒く感じることもあります。

防寒着は必ず用意しましょう。

また、レインウェアも雨対策だけでなく、防風対策として役立ちます。

晴れ予報の日でも、富士登山ではレインウェアを持っていく前提で準備しておきたいところです。

こちらの記事でレインウェアのブランドをまとめています。

ヘッドライトと現金も用意しておきたい

富士登山ではヘッドライトも用意しておきたい装備の一つです。

山小屋泊で御来光を目指す場合、夜間や早朝に行動することがあります。

手持ちのライトでは両手がふさがってしまうため、頭につけられるヘッドライトを準備しておきましょう。

スマホのライトで代用しようとするのはおすすめしません。

電池の消耗が早くなりますし、足元を安定して照らしながら歩くには不向きです。

また、現金も用意しておきましょう。

富士山では山小屋での買い物、飲み物や食べ物の購入、トイレ協力金などで現金が必要になる場面があります。

電子決済が使える場所もありますが、山の上では必ず使えるとは限りません。

千円札や小銭を分けて持っておくと安心です。

富士登山では、装備を軽くしすぎるよりも、寒さ・暗さ・水分・現金不足に備えておくことが大切です。

富士山は日帰り登山できる?

富士山は日帰りで登れない山ではありません。

ただし、初めての富士登山で日帰りを選ぶのはおすすめしません。

富士山は標高3,776mの高山です。

登山口となる五合目まで上がっても、山頂までの標高差は大きく、登りも下りも長時間歩く必要があります。

日帰りにすると、休憩や高度順応の時間を取りにくく、疲労や高山病のリスクも高くなります。

初めての富士登山では、日帰りで一気に登るよりも、山小屋泊を前提にして、余裕を持った計画を立てる方が安全です。

日帰り富士登山は上級者向け

日帰り富士登山は、体力・登山経験・時間管理に自信がある人向けです。

富士山はルートによって距離や所要時間が変わりますが、山頂まで登って下山するには、基本的にはかなり長い行動時間になります。

特に初めての富士登山では、自分が標高3,000mを超える環境でどのように反応するか分かりません。

Step3で高山を経験していても、富士山は標高も行動時間もさらに大きくなります。

そのため、初めての富士登山では、日帰りで山頂を目指す計画は避けた方がよいです。

どうしても日帰りで考える場合は、すでに富士登山や長時間の高山登山を経験している人向けと考えておきましょう。

弾丸登山は非推奨

富士登山で特に避けたいのが、弾丸登山です。

弾丸登山とは、山小屋に宿泊せず、夜通し歩いて山頂を目指すような登山を指します。

富士登山オフィシャルサイトでも、十分な休息を取らずに夜通し山頂を目指す弾丸登山は、高山病や疲労によるケガなどのリスクが高いとされています。

また、吉田ルートの通行予約に関する案内でも、誓約事項の中に「山小屋に宿泊せず夜間に登山をしない」、つまり弾丸登山をしないことが含まれています。

弾丸登山は、睡眠不足の状態で標高の高い場所を歩くことになります。

暗い登山道では足元が見えにくく、転倒や道迷いのリスクも上がります。

さらに、夜間や早朝の富士山は夏でも寒く、風が強いと低体温症の危険もあります。

初めての富士登山では、弾丸登山は選択肢に入れない方がよいです。

初めての富士登山では山小屋泊がおすすめ

初めての富士登山では、山小屋泊を前提にした計画がおすすめです。

1日目は五合目から七合目・八合目あたりの山小屋まで登り、そこで休憩や仮眠を取ります。

2日目に山頂を目指し、その後下山します。

そうすることでタイトなスケジュールで登ることを避けるとともに、山小屋で休む時間を作ることで高度に体を慣らしやすくなります。

もちろん、山小屋泊でも高山病を完全に防げるわけではありません。

それでも、日帰りや弾丸登山に比べると、休憩・睡眠・ペース配分を組み込みやすい計画になります。

なお、山小屋泊には予約が必要です。

週末や連休、御来光を狙う日程は特に混みやすいため、初めての富士登山では早めに山小屋の空き状況を確認しましょう。

富士登山は、急いで山頂を目指すよりも、安全に登って安全に下山することが大切です。

初めてなら、日帰りや弾丸登山ではなく、山小屋泊で余裕を持って挑戦しましょう。

富士山の画像

富士山 登山の予約とスケジュール

初めての富士登山では、山に登る当日の計画だけでなく、事前の予約や入山手続きも重要です。

特に確認しておきたいのは、山小屋の予約、通行予約・登山規制、登山口までのアクセスと帰りの時間です。

富士山は人気の山なので、週末や連休、お盆の時期は混雑しやすくなります。

「行く日を決めてから考える」のではなく、山小屋の空き状況や入山手続き、交通手段を見ながら、早めに全体のスケジュールを組み立てていきましょう。

山小屋の予約は早めに確認する

初めての富士登山では、山小屋泊を前提にした計画がおすすめです。

山小屋に泊まることで、登山を2日に分けられます。

1日目に五合目から七合目・八合目あたりの山小屋まで登り、2日目に山頂を目指す流れにすると、日帰りや弾丸登山よりも体への負担を分けやすくなります。

ただし、富士山の山小屋は予約が必要です。

特に週末、連休、お盆、御来光を狙いやすい日程は早めに埋まることがあります。

行きたい日が決まっているなら、まずは利用したいルートの山小屋を確認しましょう。

初めての富士登山で吉田ルートを選ぶ場合は、七合目から八合目付近の山小屋を候補にすると計画しやすいです。

山小屋を予約するときは、宿泊日、到着予定時間、食事の有無、キャンセル規定、必要な持ち物を確認しておきましょう。

また、山小屋の宿泊予約と、富士山の通行予約・入山手続きは別ものです。

山小屋を予約しただけで、必要な通行料や入山手続きがすべて完了するわけではありません。

必ず、山小屋の予約とは別に、利用する登山ルートの入山手続きも確認しておきましょう。

通行予約・登山規制も確認する

富士山では、登山ルートごとに通行予約や入山手続き、登山規制を確認する必要があります

特に吉田ルートを使う場合は、通行予約と登山規制を必ず確認しておきましょう。

吉田ルートでは、登山シーズン中に五合目登山口のゲートで通行規制が行われます。

2026年は、登山シーズンが7月1日から9月10日までの予定です。

吉田ルートでは、14時から翌3時までゲートが閉鎖され、1日の登山者数が4,000人に達した場合もゲートが閉鎖されます。

ただし、山小屋宿泊者は規制時間帯や人数上限に達した場合でもゲートを通過できる扱いになっています。

一方で、山小屋宿泊者も通行料は必要です。

2026年の吉田ルートでは、1人1回4,000円の通行料が必要です。

通行予約は任意ですが、事前に予約・決済しておくと当日の通行がスムーズになります。

ただし、この通行予約は山小屋の宿泊予約ではありません。

山小屋に泊まる場合は、山小屋予約と通行予約・通行料の確認を別々に行う必要があります。

富士宮ルート、須走ルート、御殿場ルートなど静岡県側のルートを使う場合も、入山手続きや入山料を確認しておきましょう。

2026年は、静岡県側の3ルートでも入山手続きが必要で、入山料は1人1回4,000円です。

また、14時から翌3時の入山には山小屋宿泊が必要です。

静岡県側では、事前学習や事前登録の仕組みもあるため、吉田ルートとは手続きの流れが異なります。

富士登山では、使うルートによって必要な手続きが変わります。

登山前には、必ず自分が使う登山口の最新情報を確認しておきましょう。

登山口へのアクセスと帰りの時間を確認する

富士登山では、登山口へのアクセスと帰りの時間も事前に確認しておきましょう。

たとえば、吉田ルートを使う場合は、富士スバルライン五合目が登山口になります。

東京方面から向かう場合は、新宿から高速バスで富士スバルライン五合目へ行く方法や、電車で富士山駅・河口湖駅方面へ向かい、そこから登山バスを利用する方法があります。

ただし、富士山周辺の交通は、開山期間、マイカー規制、バスの運行日、混雑状況によって変わります。

行き方だけでなく、帰りの交通手段も必ず確認しておくことが大切です。

山頂に着いた後も、下山には時間がかかります。

疲労や混雑で予定より遅れることもあります。

下山後に五合目から出るバスの時刻、最終便、乗り換え先の電車や高速バスの時間まで見ておきましょう。

特に、山小屋泊で御来光を見てから下山する場合は、下山後の疲労が大きくなりやすいです。

その状態で長時間の移動をすることも考えて、帰りのスケジュールには余裕を持たせておくと安心です。

初めての富士登山では、登る計画だけでなく、五合目まで行く方法、山小屋の予約、入山手続き、下山後に帰る方法まで含めて、一つの登山計画として考えましょう。

まとめ

Step4では、初めての富士登山に挑戦するために知っておきたいことを整理しました。

富士山に登ったから脱初心者、というわけではありません。

ただ、登山を趣味として語るうえで、富士山は一度は登っておきたい代表的な山です。

登山脱初心者ステップ4

一方で、富士山は有名だからといって、気軽に登れる山ではありません。

標高3,776mの高山であり、高山病、寒さ、日差し、混雑、登山ルート、山小屋予約、通行予約など、事前に確認しておきたいことが多くあります。

初めての富士登山では、まず開山期間内に計画することが前提です。

また、富士山は日帰り登山も不可能ではありませんが、初めての富士登山ではおすすめしません。

弾丸登山は避け、山小屋泊を前提にして余裕のあるスケジュールで挑戦するのが安全です。

山小屋の予約、通行予約・登山規制、登山口までのアクセス、帰りの時間まで確認して、登る前から下山後まで含めた計画を立てておきましょう。

Step4で富士登山を経験できれば、登山を趣味として語るうえで大きな自信になります。

無理に急がず、しっかり準備したうえで、初めての富士登山に挑戦してみてください。